中学受験を頑張っている小学4年生(新5年生)と保護者の方へ
5年になると勉強が難しくなる!と聞き、不安になっていませんか?
確かに、5年になると特に算数が難しくなります。学習方法を誤ると2年後の受験が重大な影響を受けるのも事実です。
そこで、東大卒講師歴25年の図解講師「そうちゃ」が5年次はどうして難しいのか、そして何に気を付ければ良いのか説明します
記事を読んで5年次の学習に備えて下さい
(注意)この記事はSAPIXや四谷・Wアカなど5年1月末でカリキュラムが1周りする塾を念頭に書かれています)
5年はつまづきの時期
こんにちは。東大卒講師歴25年の受験図解講師「そうちゃ」です(プロフィール)
はじめに、何故5年次は難しいのか説明します
算数は難しい
5年内容、特に算数は4年と比べて難しいです。
4年の受験算数は学校算数よりも2年分くらい先なのに対して、5年の受験算数は学校算数よりも4~5年先進んでいて、一部は高校数学レベルです。
当然、理解と定着に時間がかかります。
4年内容が前提
しかも、その難しい内容は4年次の受験算数を前提にしているので、授業を受ける日に4年次の内容が正しく理解定着されて、授業を受ける準備ができていないと難しさは倍増してしまいます!
例えるなら、4年次の学習はは各分野の「低層(一/二階)部分」を作るのに対して、5年次の学習は「中層」または「高層」を作るようなもの
したがって4年次の内容が未定着または学習に穴があった(図も書かずにテキトーに解いてカンの良さで正解していた等)場合、5年次には急に「分からない」「解けない」「正答できない」「定着しない」という状態になってしまうことがあります。
小まとめ
このように
①学習内容が難しい
②4年内容の正しい理解と定着が前提
の二重の意味で5年次の学習はハードです。
5年になって急に算数でつまづくのも不思議ではありません。
対処法
では、そのハードな5年の学習にどう対処すればよいでしょうか
予習的復習
上で述べたように、5年次の授業は4年次内容の理解を前提に行われます。つまり5年のテキストには同分野の4年のテキストの数単元分が含まれているのです。
ですから、4年次と同じように授業を受けると、授業時間内に問題を理解し解法を定着するのが難しいことが増えてくるでしょう。
そこで予習の際には、まず授業の前提になる4年次の内容を復習再定着し(そうちゃ式では「予習的復習」と呼びます、それから授業の予習をすると良いでしょう。
守る(範囲を絞る)
ただ、算数が苦手な生徒さんの場合は「予習的復習」をして授業に望んでも全内容を理解定着するのが難しいこともあるでしょう(応用例題や練習問題など)
その場合は学習範囲を絞って(初習時は練習問題はやらない等)、空いた時間と労力で反復回数を増やし、定着度を高めましょう。
ボリュゾの中学を指導している場合は、それでも大丈夫な場合がほとんどです。足りなければ6年次に補強する時間があります
守りから逆転へ
5年次が終わり単元学習から全体的な統合学習に移る頃、定着をおろそかにしていた多くの生徒さん達の頭の中が大渋滞大混乱して成績が停滞・降下します。
そのとき、5年次に守りを固めて、基本を定着させておいた人には逆転のチャンスが巡ってきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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