こんにちは!図解講師の爽茶です
今回は、東洋経済のこちらの記事を読んで、中学受験を予定しているご家庭のお父様・お母様に言いたくなったことを記事にしました。
一般に言われる受験校の3つのランク、上から「挑戦校」「相応校」「安全校」
これだけではなく、「お試し校・練習校」というのを是非検討してください!
首都圏のご家庭を例にとると11月・12月・1月始めなど試験日を設定している北関東の学校等を純粋に練習で受けてみては?という提案です。
実際、塾の先生等からこのような提案を受けたら、あなたはどう思いますか?
この10年間位、私は個別指導や家庭教師で見る生徒さん・ご家庭には必ずコレを言うのですが、「はい。分かりました」という返事はほとんど返ってきません(汗)
親御さんの方では「○○中学なんて聞いたことがない」「○○中学なんて昔は馬鹿が行ってた学校」「行かない学校を受けてもしょうがない」「わざわざ練習しなくても大丈夫でしょ」
などの理由でわざわざ「練習校」を受験させるのを渋るのです…
これを読んでいるあなたも同じように感じるかもしれません。
しかし、子供の立場になって下さい。
子供にとっては、偏差値がどんなに低い学校だろうが「合格」は「合格」なのです。
自分の努力に対して与えられる評価なのです。
自分の人生を肯定され、認められたという実感につながります。
そしてたいていの場合、お子さんは、自分の希望もありますが、半分くらいは「親に言われたから」「親を喜ばせたいから」という気持ちで「わざわざ」「しなくても良い」中学受験のための勉强をしてきたのです。
(成績が良くなくても、それにエネルギーを費やしているのは同じですよ!)
そういうお子さんには「受験で『合格』したね」という勲章の一つくらい上げてもいいんじゃないでしょうか?
記事の中にも出てきましたが、塾の側では、こういう提案はしません。なんの実績にもならないので…
(してくれたら、よほど親身になってくれている良い先生ですね!親御さんに代わってお礼を言いたいです)
私の経験上、気が弱いタイプの子、多くの女子生徒の場合、一つ「合格」が出ただけで見違えるように気持ちが安定します。
そして、先程も言いましたが、どこの学校であろうと「合格」は「合格」なのです。小学生にとって、それほど「合格」「不合格」という言葉は重いのです。
「練習」「練習」と口を酸っぱくしていっておけば、万が一ダメでも、それほどショックではありませんし練習校でダメだった場合は、「本番の」受験で最悪を迎えないための方策を考えるきっかけになります。(主に復習やまとめ、暗記の方法)
親御さんからすると、正直面倒くさい話なのは分かりますが…可愛いお子さんに勲章を一つプレゼントしてあげて下さい。
20年間、小学生を見ている講師からの提案というか、お願いでした。m(_ _)m
最後まで読んでいただきありがとうございました!
この記事があなたの役に立てたら嬉しいです♪
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