中学受験を目指す小6の方、過去問を解いて採点をして合格者平均に届いた/届かないで一喜一憂して、それで終わりにしていませんか?
過去問演習の結果は、あなたが思っている以上の「宝物」なのですよ。
この記事では東大卒講師歴20年の図解講師「そうちゃ」が志望校に合格するための過去問演習後の作業を説明します。
目次(クリックでジャンプ)
採点だけでなく分析をする
過去問演習をして採点だけで終えていませんか?それでは勿体無いですよ!
マルバツをつけるだけでなく、下に示すような様々な書き込みをすることで合格への地図が書けるのです。
現在の弱点分析だけでなく、摸試入試の前に見直すことでミスを防ぐ確率が格段に上がります。
書き込む項目
書き込みについて解説していきます。
➀日付
これを書いておかないと、後で見直した時に自分の進歩がわかりません。
➁平均点
合格者平均だけでなく受験者平均も書いておきます。後で役に立ちます
➂各大問/小問の分野
特にミスした問題については分野や単元を書いておきます。自分が強化すべき単元が分かります。
国理社の場合
大問ごとに大きな分野(説明文/物語文/随筆/詩、物理/化学/地学/生物、地理/歴史/政経、総合)を記入します。
さらに大問ごとの正答率(%)を出して書いておきます。これで強化スべき分野がハッキリしてきます。
(特に理科の)分野がわからない場合は「メモリチェック理科」「塾技理科」等のまとめ本を購入すると目次が参考になります。(「メモリチェック」の方は薄くて直前の復習に最適なので今の時期に購入しても良いですね)
算数の場合
単元名が書けるとよいですが、単元名がよく分からない場合は大きな分野(「数論」「特殊算」「割合」「図形」「速さ」等)だけでも良いでしょう。
分野も分からないような場合は現在使用中のテキスト等の目次を参考にしてください。
テキストの目次が無いまたは目次を見ても分からない場合は、「算数ベストチェック(日能研)」や「塾技算数(文英堂)」のような総まとめのテキストを購入すると良いでしょう。特にベストチェックは入試直前期に便利なのでこの時期に買っても損はありません。
➃ミスの内容(防止策)
ミスの内容を書いておきます。防止するための方法が分かる場合はそれを書いても良いですね。
例えば、書き出しでの数えミスをした場合は「数えやすいように5個、10個区切りで並べる」等です。保護者・講師が書いてあげて下さい。
⑤要得点問題
自分の目標点数に届かせるには、どの問題を取るべきだったのかを考えて青い矢印をつけます(それぞれの点数と合計点も書きます)。これによって、あと「何問」とれるようになれば良いと具体的に分かるので、頑張りが効くでしょう。
まだお悩みの方へ
対面・オンラインの家庭教師/コンサル(有料)をしております。興味がある方はこちらからどうぞ。
コメント