「受験の天王山って言われる中学受験前の最後の夏休みは何をして過ごすべきだろう」と不安な中学受験生と保護者の方へ。この記事は塾講師歴20年の管理人が夏休みに達成すべき学習目標について提案します。
苦手箇所の洗い出し(現状把握)
8月第一週くらいまでに全科目、全分野の復習・見直しを行ってまず苦手箇所を洗い出す。途中で苦手箇所があっても止まらずにとにかく全分野を見直す。(現状把握)
塾の夏期講習もそういうカリキュラムになっているでしょう。
全範囲の基礎事項を定着
遅くとも夏の中盤から、苦手箇所の中で基礎事項(算数の場合、大手集団塾で小5の前半までに習う事項、摸試では正答率50%以上の事項)が抜けている分野を優先的に学習して定着させる。苦手範囲なので定着に時間がかかるが秋以降に基礎の抜けがあると厳しいので焦らず定着させる。
基礎の抜けが無い場合は標準レベルでの抜けが無いように復習定着を行う。
科目全体・分野全体の総合力(の基礎)をつける
この復習を通じて自分に合っていて受験直前にも使える教材を選別して、秋からの摸試前に復習の練習をする。
志望校の傾向をつかむ
時期は不問。点数が取れないのは覚悟の上で、過去問(三年以内の一回か二回分)を解いてみる。
出題傾向・自分の得手不得手との相性・科目のバランスを見るのが目的だが、秋からの過去問演習の際に実力の伸びを測る基準にもなる。
場合によっては、志望校や志望順位、併願校の組み合わせの再検討をする。
「自分の得意科目が難しく(平均点が低い)不得意科目が易しい(平均点が高い)」「自分が著しく苦手な傾向(長文記述、詩、立体等)の問題の配点が高い」場合は傾向の違う学校も検討しないといけないかもしれない。
ここでの志望校再検討によって、秋からの学習目標・優先順位が決まる。
秋から解くとチャレンジ校で点数が低い場合に焦るし、時間がない。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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