勉強するときに定規を使わせるべきか?
学校と定規
一時期「小学校で #筆算 時に #定規 を使わないと不正解ややり直しになる」ことが問題になりました。
#辞書 を使わなくても語句の意味が類推できるようになる、 #電卓 を使わなくても暗算・計算ができるようになる それが勉強です。
だから、教師は定規を使わなくても真っ直ぐな線が引く方法を教えるべきではないでしょうか?
まっすぐな線を引く方法
ちなみに、真っ直ぐな線が引けない生徒さんに指導する方法は、
❶線を引くときは「手元」「鉛筆の先」ではなく「線の終端」「目的地」を見て、そこに向かって線を引かせる。
❷垂直・水平な線を引くときには、「手元」よりもノート等の端の向きを見ながら、それと平行に手を動かさせる です。
学習と定規
原則はフリーハンド
はじめの問題に戻って、学校で定規の使用はどうあるべきか考えると、
定規の使用はあくまで「清書」に限り、原則フリーハンドで書くべきと思います。
デッサンするときに定規を使う人はいませんね。 なぜなら、細部と全体のバランスを正しく描くためには常に全体を見る必要があるのに、定規は物理的・心理的に邪魔になるからです。
学習時も同じ、定規を使おうとすると全体が見えなくなります。
だから通常はフリーハンドで書かせるべきと考えるのです。
鑑賞させるときは定規
一方、発表会で掲示する等、他人に鑑賞させることが目的で清書するときは、見栄えを良くするために道具を使っても良いでしょう。
教師が宿題を「見る」のは鑑賞ではなくチェックに過ぎません。したがって「宿題の計算」は他人に見せることが目的とは言えませんね
だから定規を使う必要はなく、定規を使っていないから不正解にするのは全くナンセンスという結論になります。
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